北海道知床での流氷ダイビング

ダイビング

2014年2月に北海道知床で流氷ダイビングをしてきました。積丹のダイビングショップ「ゼムハウス」(http://www.zemhouse.com/)の2014 アイスダイビングツアー(1泊2日)に参加しました。

まずは、中部国際空港→札幌空港へ飛行機で移動しました。ダイビング器材は事前に宅配便で送付し、ウエイトと寒冷地仕様のフードとグローブはショップでレンタルしました。

空港から電車で札幌ターミナルへ移動。そこから、深夜バス「イーグルライナー」(https://www.chuo-bus.co.jp/highway/index.cgi?ope=det&n=6&t=7&o=1)で知床へ向かいます。23時15分に札幌ターミナルを出発し、翌6時30分にウトロ温泉バスターミナルに到着しました。

ウトロ温泉バスターミナルにゼムハウスのスタッフが迎えに来てくれました。そこから、朝食を食べてから、流氷ダイビングへ。この時は流氷の上に雪が積もっていました。そりで器材をエントリーポイントへ運びます。

流氷に空けた穴がエントリーポイント。この穴は前日にスタッフさん達が作成してくれたそうです。

いよいよ流氷の下へ!穴へ戻ってこれるようにガイドロープを持って潜ります。

流氷の下はとても神秘的な世界が広がっています。水温は氷点下で-1.3℃です。ドライスーツに厚手のフード、グローブとフル防寒で潜っているため、予想よりは冷たくなかったです。

見たかった流氷の天使ことクリオネ。大きさは約2cm。流氷をバックに透明な体で飛ぶように泳ぐ姿がとても綺麗でした。

流氷の下には意外と多くの生物がいました。写真はエゾバフンウニ。
1日目は3ダイブで時間は下記のとおりです。
1本目、最大水深4.7m、12分、水温-1.3℃
2本目、最大水深4.8m、18分、水温-1.3℃
3本目、最大水深4.7m、19分、水温-1.3℃

潜水時間が短いのは水温が低いため、低体温症の予防と、写真のレギュレーターが凍りフリーフロー(空気が出っぱなしの状態)してしまうためです。フリーフローでも呼吸はできるためレギュレータが凍ったら慌てずに出口の穴へ向かいます。凍ったレギュレータはお湯で溶かしました。

3本の潜水したら、13時過ぎでした。昼食はラーメンの予定でしたが臨時休業していたため、コンビニですませ日帰り温泉で暖まりました。その後、宿へ行きました。ツアーには夕食・朝食も含まれており、北海道の海の幸を満喫できました。

ツアー2日目。器材の運搬などを朝4時半に起床で行いました。準備した後は一度、宿へ戻り朝食。

朝食後、一休みしてから2日目のダイビング。この日も3ダイブです。流氷の隙間から光が漏れる光景は別世界のようです。2日目の潜水記録は下記の通りです。
1本目、最大水深4.9m、19分、水温-1.3℃
2本目、最大水深5.0m、11分、水温-1.3℃
3本目、最大水深4.0m、12分、水温-1.3℃

2日目もクリオネが見られました。今回のツアーでは何十匹ものクリオネを見られました。

そして、妖艶なキタユウレイクラゲも見ることができました。スタッフの方曰く、近年ではみられるのが稀とのことでした。

3ダイブが終わり、片付け等をして14時頃にウトロ温泉バスターミナルに送ってもらいました。事前にわかっていたことですが、バスが朝と夜にしかないため、ウトロの街を散策して22時30分のバスで札幌へ。翌日に札幌空港から中部国際空港へ飛行機で移動しました。

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