登山でも役立つドローン検定

ドローン

無人航空従事者試験(通称:ドローン検定)はドローン検定協会が実施する検定です(https://drone-kentei.com/about.html)。ドローン検定のメリットとして、「国土交通省への許可承認申請時に操縦者の資格について証明書を添付ができる」等がよく紹介されています。つまり、人口密集地での飛行等、航空法で制限されている飛行を行うときにメリットを享受できるとということです。
一方、ドローンを山へ海で飛ばす場合、市街地や空港周辺と異なり制約は少ないです。また、DJI Mini2のように200g未満の機体は航空法による制限もそれほどありません(2021年2月現在)。それでも、ドローン検定を取得するメリットはあるのでしょうか?

【ドローン検定はおススメ!】
結論から言いますと、どのような場所で飛ばす場合でもドローン検定の取得をおススメします。ドローンを飛行させる際、法律を違反しないための知識、墜落を防ぐポイント等を学べるからです。

【何級を取得するか?】
では、4級から1級まであるドローン検定のうち、何級の資格を取れば良いのか?

①3級
山や海で飛行させる場合、3級がおススメです。ドローンが墜落しやすい操縦や状況、基礎的な航空法等を学べます。受験料は5,600円(税込)です。合格するとカードの合格証がもらえます。

②2級
山や海に加え、航空法で制限される空域(人口密集地)を飛行させる場合、2級の取得をおススメします。3級の知識に加え、より専門的な知識を学べます。受験料は12,200円(税込)です。合格するとカードの合格証とピンバッチがもらえます。

2級受験には3級合格、1級受験には2級合格が必要と、ステップアップしていく形式になります。そのため、初めは3級と4級のみが受験可能です。私は3級→2級→1級と受験しました。3級はテキストで勉強すれば難易度は低いので、4級でなく3級の受験をおススメします。
また、1級は受験料が18,300円と高額であること、専門的な内容が多いことから、趣味で飛行させる分には無くても良いかと思います。1級も合格証とピンバッチをもらえます。勉強している中で、興味が出てたら挑戦してくださいね。

【勉強方法】
勉強は公式のテキストから出題されるので、テキストのみで問題ありません。ドローン検定を受験しなくても、「ドローンの教科書、標準テキスト」は一読の価値があります。

↑3級用のテキスト

↑2級用のテキスト

ドローン検定1級用のテキストは販売されていません。受験を申し込むとPDF形式のテキストがドローン検定協会からメールで送付されました。

【申込方法】
ドローン検定協会のウェブサイトより申し込めます(https://drone-kentei.com/about1.html)。2級と3級は年に6回行われ、多くは日曜日に実施されています。

【試験方式】
ドローン検定は筆記試験のみです。また、どの級も記述式ではなく全問がマークシート方式で1問2点の全50問で80点以上で合格です。

ドローン検定でドローンの基礎を学んで、安全にドローンを楽しんではどうでしょうか。

※受験料等は2021年2月時点の情報です。

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